空想リクライニング

お気に入りのいすに座ってボーッと空想して、気づいたこと

数に強くなる/畑村洋一郎

この本は「数なんて見るのもイヤッ!」という人が対象だそうです。
自分はそのように思ったことはないですが、「数に強いなぁ〜」と思ったことがあるわけでもないので、読んでみました。

数に強い人の頭の中はどうなっているか、数の感覚を磨くにはどうしたらよいか(ザックリ、ドンブリ、ドンガラ、立体化・・・)など、数に関する様々な話題が散りばめられています。

心にとめておきたいと思った点を何点か。

  • 物事の先頭に立っている人は、「その場で作る」という動作をしている。
  • 本を読んで知ったり、人から聞いて覚えたりするのではなく、必要なことは何でも、自分で動いてその場で作る。そして判断する。
  • 一晩考えても出ない結論は、一年経っても同じ。一晩考えたら、明くる日には決断する。

(「知らない数でも作る努力をしなければならない。必要な数は、見たその場で作れなければならない。」という大事さ。

  • データは、「1人あたり」にして捉えると見えてくるものがある。

※ちなみに自分はこの本を読んで、日本国勢図絵に興味を持ちました。今度買ってみようかな。。。

  • 量的変化が質的変化をもたらす
  • 数を見る時には、その数を表出させている基本条件はこれまでと同じなのか、それとも同じではないのかについて、常に注意する必要がある。
  • 人も世も何事も「変わる」が基本。「変わる」に応じて自分もいつでも「変われる」準備をしておく必要がある。


・・・自分は状況に応じて変われる努力を、果たして行ってきただろうか??


数に強くなる (岩波新書)

数に強くなる (岩波新書)