これから論文を書く若者のために/酒井 聡樹 著
- 作者: 酒井聡樹
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 2006/04/06
- メディア: 単行本
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社会人となった今、改めて論文を書いたりする身になりましたが、月日の流れは残酷で、大学生時代教授からたたき込まれた(多分)論文書きの心構えを忘れてしまいました。
そういった自分にとって、論文の書き方や論文書きの心構え等を体系的に思い出す上で、本書は有用でした。
ただし、論文の書き方等で出てくるベガルタ仙台を例にした説明は、逆にわかりにくかったなぁという感想です。
あらためて、論文を書くということの意味とは
多くの人が解決を望んでいる問題の解決に、何らかの新しい貢献をすること
説得するには
「何をやるのか」と「どうしてやるのか」を明確に
誰に表現するのか
世界の人に対して情報の発信をしなければならない
論文を書く上で
まずは一気に書ききることが重要。情熱が続く間に。途中で中断するのはかえって非効率(この間は研究もしない)。
続いて文献調査。これも、調査期間はこれだけに注力。
推敲も、何回もやる。
先送りの回避
言い訳をつけて回避をしてはいけない。時間があけばあくほど、論文執筆再開のハードルがあがる。とにかく、一気にやってしまう。
面白い論文とは
わかりやすい
説得力がある
新規性がある
研究テーマに意義がある(!)