本を読む本 M.J.アドラー C.V.ドーレン (外山滋比古 槇未知子 訳)
概要
- 作者: J・モーティマー・アドラー,V・チャールズ・ドーレン,外山滋比古,槇未知子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1997/10/09
- メディア: 文庫
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読書の技術についての本 読書によって知識を得る、という行為の技術を高めるための方法、規則。修得により、本をより深く理解する。
読書には4つのレベルがある。
1.初級読書
2.点検読書
3.分析読書
4.シントピカル読書
1.初級読書とは
読書を行うための基礎体力作り(詳細P32〜34)
2.点検読書とは
2つの目的がある。
・一つは本の品定め。時間をかけて読むに値する本かどうかを、わずかな時間で調べる方法(方法の詳細はP40〜43)
・二つ目は表面読み。まずは分からない部分があったとしても、通しで最後まで読む。関心が各論に集中しすぎると、木を見て森を見ず状態となり、その本が真に伝えたい主張を見失ってしまう。
第2レベル以上の読書を実現するには、積極的な読書でなければならない。
積極的読書のポイントは、読んでいる間質問し、その質問に自分で答えるよう努力すること。
その質問項目は四つ(詳細はP54)
この四つの質問に完全に答えられないと、第3レベルである分析読書が出来たことにならない。
3.分析読書とは
1つめのポイント。本の種類を知る(本の分類を把握する)。分類を知ることは、その本を深く知るきっかけとなる。
2つめのポイント。どんな本なのか、一言で表す。
3つめのポイント。その本の主な部分を抜き出し、それがどんな順序で配列され、全体を構成しているか示す。
<その他:効果的な読書とは>
・行間に書く(P57〜61)