空想リクライニング

お気に入りのいすに座ってボーッと空想して、気づいたこと

本を読む本 M.J.アドラー C.V.ドーレン (外山滋比古 槇未知子 訳)

概要

本を読む本 (講談社学術文庫)

本を読む本 (講談社学術文庫)

読書の技術についての本 読書によって知識を得る、という行為の技術を高めるための方法、規則。修得により、本をより深く理解する。

読書には4つのレベルがある。
1.初級読書
2.点検読書
3.分析読書
4.シントピカル読書

1.初級読書とは
 読書を行うための基礎体力作り(詳細P32〜34)

2.点検読書とは
2つの目的がある。

・一つは本の品定め。時間をかけて読むに値する本かどうかを、わずかな時間で調べる方法(方法の詳細はP40〜43)
・二つ目は表面読み。まずは分からない部分があったとしても、通しで最後まで読む。関心が各論に集中しすぎると、木を見て森を見ず状態となり、その本が真に伝えたい主張を見失ってしまう。

第2レベル以上の読書を実現するには、積極的な読書でなければならない。
積極的読書のポイントは、読んでいる間質問し、その質問に自分で答えるよう努力すること。
その質問項目は四つ(詳細はP54)

この四つの質問に完全に答えられないと、第3レベルである分析読書が出来たことにならない。

3.分析読書とは
1つめのポイント。本の種類を知る(本の分類を把握する)。分類を知ることは、その本を深く知るきっかけとなる。
2つめのポイント。どんな本なのか、一言で表す。
3つめのポイント。その本の主な部分を抜き出し、それがどんな順序で配列され、全体を構成しているか示す。


<その他:効果的な読書とは>
・行間に書く(P57〜61)